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Showing posts from February, 2021

21-02 「ルールとは」

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  「いい子」が素晴らしいという美徳に惑わされた。 デザインの課題の提出要件を厳格に守ろうとしたとき、馬鹿真面目に宿題をやって身をボロボロにした過去の自分が頭をよぎった。 これまで何度も成績優秀な人の真似をしてみたが成就したことはない。 細部にも目を向けて精進してきた自分は悪い意味で真面目だった。 課題の要項に示されていた設計要件を事細かに自分のデザインに取り入れ、教授には「幕の内弁当」といわれる始末。 また一段と大人への不信感が募り、 『自分はしっかりあんたらが作った ルール を守ったのになんでそこを評価してくれないんだよ。』 と苛立った。 *** しかし、やっとその理由がわかった。 そもそもルールとは 守るためのものではなく、秩序を維持するためのもの であった。 幼少期からクソ真面目だった自分は幼稚園・小学校で「いい子」を演じきり、「先生に怒られないこと」がこの世で最も素晴らしいことだと勘違いしてしまった。 初等科の先生はやんちゃな他の子に翻弄されるため、落ち着いた子は黙っていることが評価され、怒られないに行動するようになる。 そしてルールは守るためにあるものだと誤解し、真面目な子ほど損をする。 *** 建築基準法は守らないと刑罰の対象となるが、大学の一課題の設計要件はただの方向指示器であり、それによって創造力を抑制されるべきではない。 そもそも設計の授業は法律の講義ではない。それは法令遵守ではなく、アイデアを形にして表現する力を養成するためのものだったことにようやく気づいた。 【留学日記】Semester 2 Week 8「ルールとは」|A. Tomita

21-02 【留学日記】Semester 2 Week 7「凄い人はどこにでもいる」

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  授業が進むにつれて他の学生のレベルもわかってきた。 ディプロマ課程の学生は高校を卒業してすぐの人がほとんどだと思われるが、良いアイデア・センスを持っている人も多い。 というのも、課題はオンラインの掲示板に貼り付けて提出するため、他の人の進捗が全てわかるからだ。 白紙同然の人もいれば、日本人以上に丁寧に課題をこなす人もいる。 以前通っていた大学の学生よりセンスの良い人もたくさんいる。 国や地域は関係なしに、どこにでもセンスの良い人はいることを実感した。やはりどこの国が優秀だとかいう論争はもう時代遅れな気がする。 ある程度のITリテラシーと英語が話せれば、たとえ新興国であっても遺憾なく実力を証明できる時代になったと思う。 もちろんよく見ると大雑把な部分は見受けられるけれど、むしろ完璧主義な日本的アプローチより効率が良い気もする。 【留学日記】Semester 2 Week 7「凄い人はどこにでもいる」|A. Tomita

21-02 【留学日記】2nd Semester Week6「マレー語でお金を数える」

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  今週は、マレー語ではどうやって数字を数えるのかをまとめたいと思います。 まずは基礎的な数字から、読みはローマ字とほぼ同じ。 0 kosong / sifar 1  satu 2  dua 3  tiga 4  empat (eは「え」と「あ」の中間) 5  lima 6  enam (eは「え」と「あ」の中間) 7  tujuh 8  lapan 9  sembilan (eは「え」と「あ」の中間) 10 sepuluh 11 sebelas 12 dua belas (12~19は ~belas ) ↓ 20 dua puluh ( puluh が10を表す) 21 dua puluh satu (puluhのあとに1~9を付ける)  よって99はsembilan  puluh  sembilan ↓ 100 satu ratus / seratus ( ratus が100を表す/ 前者の方がformal) 101 satu ratus satu  よって111はsatu ratus sebelas     999はsembilan  ratus  sembilan  puluh  sembilan ↓ 1,000 satu ribu ( ribu が1,000を表す)  よって9,999はsembilan  ribu  sembilan  ratus  sembilan  puluh  sembilan ↓ 10,000 sepuluh ribu ↓ 100,000 satu ratus ribu ↓ 1,000,000 satu juta ( juta が1,000,000:millionを表す) よって 9,999,999 は・・・ Sembilan  juta  sembilan  ratus  sembilan  puluh  sembilan  ribu  sembilan  ratus  sembilan  puluh  sembilan 長すぎ... お金はそれにリンギットとセンをつけるだけ。 例えばRM100.50 (←".00"をつけた方がformal)なら、 読みは"Satu ratus  ringgit  lima puluh  sen " センが0の場合は読みません。 もちろん数字のところは英

21-02 【留学日記】2nd Semester Week5「オールデビュー」

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  今週から2月に入りましたがWeek5は提出物が大集結の波乱な1週間でした。 月曜はデザインの教科で、課題の途中経過を写真にしてPadletというオンラインの共有掲示板にアップロードするもの。 火曜は2つ。建築材料の課題は授業のスライドや自分でググった情報をCanvaでA5サイズのpdfにまとめるもので、ライティングの授業は建築の批評文の草稿を同じくPadletにアップロード。1,2回先生がアドバイスしてくれる親切設計。 水曜はドローイングの課題。今週はハッチングで与えられた絵の模写をするといった、基礎的な鉛筆デッサンをA3で3枚。 木曜は月曜と同じ科目のエスキス。30数人の学生が2つのグループに分かれ、先生が1人ずつコメントをしていく。課題が中途半端な人が一瞬でわかる残酷な時間。 金曜は建築史の課題。古代エジプト、古代ギリシャ、古代ローマ、ビザンティンのあれこれをA4の紙2枚以上にまとめる。鉛筆で下書きしてフェルトペンで清書する作業は時間がかかりすぎるため、iPadのConceptsというスケッチアプリで何とか提出に間に合わせました。 日曜と木曜に人生初の徹夜して辻褄を合わせましたが、やはり日ごろからコツコツ進めていくことが大事だと痛感しました。 課題に追われる学習スタイルは、独学を基本とする自分にはつらい状況ですが、最低限の毎日タスクは怠らずに今学期を過ごしたいと思います。 【留学日記】2nd Semester Week5「オールデビュー」|A. Tomita