21-06 Semester 3 Week 4「銀行口座の開設」

 見出し画像

現地の銀行口座(Maybank)が無事開設できたので、その手続きや、開設まで役に立つキャッシングことについてシェアさせていただきますね。

1.開設の手続き

用意するものは
・パスポート
・大学に発行してもらうオファーレター
正しい住所(グーグルマップに書いてあるものは不可)
・デポジットの現金RM50(銀行によって違うと思われます)
です。

自分は運よく学生ビザを受け取った後に申請できたため、スムーズに手続きできましたが、まだ申請中でパスポートを学校に預けている場合は、申請時に受け取ったパスポートの写真付き書類を提示しましょう。

銀行で新たに口座開設をしたいと申し出ると書類へ個人情報の記入を求められます。住所や電話番号の記入が必要なので、事前に寮やコンドの大家に住所を訊いたり、現地SIMの購入を済ませておきましょう。また、サインはパスポートと同じものである必要があります。

書類を提出して1週間ほど経つと銀行から電話がかかってきて、再び銀行に呼ばれます。この時にデポジットとなる現金があるとスムーズに事が進むのでRM50ほどキャッシュで用意しておくと良いと思います。

タブレットへの電子サイン、合言葉の入力、デポジットの入金が済むとキャッシュカードが手に入ります。Maybankのキャッシュカードはデビットカードと一体になっているため、口座とカード両方の暗証番号(6ケタ)を設定します。

ポイントには期待できませんが、事務手数料約1.6%と為替手数料がかからず、VISAタッチも使えるので、クレカを発行するのが難しい私たち外国人にとってはかなり優秀なカードだと思います。

そして最後にアプリの使い方を教えてもらったら終了です。

『蛇足ですが、Maybankを選んだ大きな理由となったのがこのアプリです。プリペイド形式のため利用前にTop Up(チャージ)が必要ですが、日本でも流行っているQRコード決済が可能です。また、送金や利用履歴の確認もスマホでできます。このあたりは日本のメガバンクと遜色ありませんね。少なくともゆうちょよりは使いやすいです。ゆうちょはアプリが通帳・デビット・QRコード決済で分かれていたり、手続きの途中で支店に出向かないといけなかったり、支店数のわりにかなり不便なんですよね。』


2.キャッシングのやり方

デビットカードによる現地通貨引き出しの手順です。

1) まずATMにデビットカードを挿し込む。
2) 言語でEnglishを選択。
3) 暗証番号を入力。※デビットカードの暗証番号です。日本の口座のものではありません。3回ほど連続で間違えると最悪利用停止になるのでご注意ください。
4) 同意?画面が出てくるのでYesを選択。
5) Withdrawを選択。
6) Savingsを選択。
7) 金額を指定。
8) 為替レートと手数料、それらが加味された日本の口座から引き落とされる金額を確認して、通貨換算(Conversion)ありの選択肢を選ぶ。
9) カードを抜く。
10) レシートを受け取って終了。

キャッシングにはデビットカードの暗証番号を使うという点は注意が必要です。

また、銀行やATMによって順序が若干違う可能性があるので、実際に取引を行う際は画面の説明をよく読んで引き出してください。

自分はなぜかMaybankのATMで引き出していましたが、基本的にVISAのマークがあるところではどの銀行のATMでも利用できると思います。

私が使ったのはゆうちょ銀行発行のプリペイド兼デビットカードmijicaです。今現在このカードはゆうちょの個人情報流出事件にともなって発行中止となり、アプリの利用やオンライン決済もできませんが、キャッシングはまだ利用できます。

個人的には、事務手数料と為替レートだけで利息がないことや、即座に通帳に記入されることを考えて、クレジットカードよりもデビットカードでキャッシングするのがおすすめです。親も1取引あたりの金額が通帳に記帳されたほうが安心するはずです(*^ー^)。


3.Until further notice

これは一時営業停止となると張り出される店頭の注意書きに書いてある決まり文句です。正直この言葉、結構ムカつきます。せめて日付を書いてほしい。

というのはさておき、私は口座を開設するまでに合計5回も銀行に出向きました。

まず始めは最寄りのTaman Connaught支店に行ったのですが、その前日にスタッフが感染者と接触として、当面の間臨時休業になってしまいました。そこで車で10分ほどの少し離れたところにあるAlam Damai支店で手続きすることになりました。

しかし、ここからが困難の連続。大学からもらったオファーレターを提示すると、支店が違うからダメだと追い返され、再び大学にオファーレターを発行してもらうことに...

Alam Damai支店用のものを手に入れて、これでようやく手続きができると思い再び銀行を訪れると、MCOの内容が変更されて営業時間が短縮になったといわれ、また追い返される羽目に。

翌日再び銀行を訪れると、今度はウェブで予約をしないと入れないといわれ、また追い返されましたが、今度はライフルをもった職員の方が私の不遇さを気遣ってくださり、数日後の朝、開業と同時に来いと特別に予約をとってくれたました。ありがたや~orz

約束通りの時間に行くと支店長とおぼしき男性が本部に問い合わせてくれ、1時間ほど待たされたものの、なんとか手続きをすることができました。

そしてキャッシュカードと利用開始の手続きをしに5回目の銀行訪問をして無事口座開設が完了しました。

高速道路の工事のため徒歩ではなくGrabを使わざるを得ず、往復で500円ほどかかるため、1500円ほど無駄にしました。MCOの影響がないときだったら2回銀行に行くだけで開設できたはずですが、3回も着いた途端に追い返され、すぐにまたGrabで学校に帰ることになり、期待とお金がすり減ったのは事実です。おそらくほとんどの人は苛立ちとして不満・不安を昇華できるのでここまで辛いと感じることはないと思いますが...


ジリ貧感を味わいたい方以外は、月に何回もキャッシングをするのはおすすめしません。学費の納入や家賃の送金など、何かと便利なので勉強に集中するという意味でも、なるべく早いうちに現地の口座を開設しておきましょう。


それでは

ばいちゃ(*ノ>ᴗ<)

Semester 3 Week 4「銀行口座の開設」|A. Tomita

Comments